【当会の魅力】
当会に入会する誰もが最初に期待するのが、新たな人脈づくりであり、卒業後に入って良かったと感じる部分もまた青研活動を通して得た人脈だと多くのOBの方々からのお言葉を耳にします。私が当会の事業を通して出会った方々は皆さん魅力あふれる素敵な方々でした。
私自身が素敵だなと感じる人と一緒に事業を行い、得られる達成感や喜びは何事にも代えられない当会の魅力であります。この先も人と人が出会う場と、共に学び高めあえる機会を残し伝えて行くことが当会の使命であると考えています。
【気づき】
昨年度、清水前会長の掲げる「気づき築く」のテーマの元、私自身様々な気づきを得ることができました。中でも、昭和57年から続く屑鉄集め事業の贈呈式に初めて参加させていただき、喜ぶ子供たちの姿をみて、長岡に暮らす子供達や支援が必要な方々、施設で働く方々へ、ものづくりが持つ魅力や未来へつながる可能性を伝える重要な役割の一部を、当会が担っている事を認識いたしました。
【楽しむ】
私の好きな言葉に『子曰、知之者不如好之者、好之者不如楽之者』という論語の言葉があります。学ぶことにおいて、知っているよりも好きが上。好きよりも楽しんでいる事が上という意味になります。日々の仕事でも、当会の事業でも、家庭でも、自分自身の好き嫌いとは別にやるべき事はたくさんあります。どんな時でも楽しんでいる人は魅力的ですし、楽しんでいる人が集まる場には大きな力を感じます。
【強創】
昨今の製造業を取り巻く環境は、物・情報があふれる世の中で、少しでも人と違う物が欲しい、最新の機器をいち早く手に入れたいという、多様なニーズへの対応力や製品開発のスピードに重きが置かれるように変わりつつあると感じます。
また、世界各地での紛争や戦争を背景に燃料費・原材料費の変動や、サプライチェーンの確保等の先の読めない多くの課題と長く付き合う覚悟が必要だと感じております。
これから先、自社の事業を存続し、更には成長して行く為には、社内の技術や仕組みを強化するだけでなく、他社と共に新しい価値を創造し、変化に柔軟に且つ迅速に対応できる外部とのネットワークを構築して行く事が重要であると考えました。
そこで、2024年度活動方針は会員の皆様の新しい価値を共に創造し、力強さに変えていくべく、「共創」と「強さ」を合わせ「強創(きょうそう)」といたしました。
【2024年度の取り組み】
2024年度は数ある事業の中でも、社会福祉やモノものづくり事業を中心に、当会の新たな魅力を会員の皆様と共に創る年にしたいと考えています。
各種イベント等の製作物の内容をアップデートし、鉄の加工を通して、参加者に喜んでいただくだけでなく、電気や電子機器と組み合わせたりする事で、感動を与える様なものづくりを目指します。
長岡鉄工業青年研究会という場が、長岡市を代表する魅力的で力強い会になる為に、何よりも会員の皆様が楽しかったと実感できるよう、1年間私ができる事を精一杯務めたいと思います。