【長岡の鉄工業の歴史と未来への責任】

長岡の鉄工業は、明治中期の東山油田開発を契機に、石油掘削機械の製造・修理が求められ地元の鍛冶屋が鉄工業へ発展し長岡の経済を支えました。
現代では工作機械、機械加工、板金、製缶、鋳造、鍛造、熱処理、表面処理などの基盤技術を持つ企業をはじめ、電気・電子機器、液晶・半導体技術に強みを持つ企業や、開発・設計から組立まで一貫して行う企業など、地元発祥のものづくり企業が多く、全国・世界の製造業において重要な拠点となっています。
近年、戦争や紛争、経済の不透明さ、円安や物価高、エネルギー価格の高騰、異常気象などにより、私たちを取り巻く環境は日々変動しています。特に中小企業の我々にとっては、今後も厳しい状況が続くと予想されます。
こうした不安定な時代を生き抜くために、次世代の企業を担う経営人材が広い視野を持ち、新たな知識や技術に触れることで、企業人として成長し、企業の業績の向上・経営の安定・ビジネスチャンスの創出に繋げていくことが当研究会の意義と考えています。

【地域貢献・交流事業】

 昨年度、清水前会長の掲げる「気づき築く」のテーマの元、私自身様々な気づきを得ることができました。中でも、昭和57年から続く屑鉄集め事業の贈呈式に初めて参加させていただき、喜ぶ子供たちの姿をみて、長岡に暮らす子供達や支援が必要な方々、施設で働く方々へ、ものづくりが持つ魅力や未来へつながる可能性を伝える重要な役割の一部を、当会が担っている事を認識いたしました。

【楽しむ】

 私の好きな言葉に『子曰、知之者不如好之者、好之者不如楽之者』という論語の言葉があります。学ぶことにおいて、知っているよりも好きが上。好きよりも楽しんでいる事が上という意味になります。日々の仕事でも、当会の事業でも、家庭でも、自分自身の好き嫌いとは別にやるべき事はたくさんあります。どんな時でも楽しんでいる人は魅力的ですし、楽しんでいる人が集まる場には大きな力を感じます。

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